去る平成17年5月18日、八都県市首脳会議が開催されました。ここでいう八人の首脳とは、次のとおりです。
①石原慎太郎(東京都知事)
②松沢成文(神奈川県知事)
③上田清司(埼玉県知事)
④堂本暁子(千葉県知事)
⑤中田宏(横浜市長)
⑥阿部孝夫(川崎市長)
⑦相川宗一(さいたま市長)
⑧鶴岡啓一(千葉市長)
ただし、今回の会議では、千葉市の鶴岡市長が欠席したため、その代理として小島助役が出席されました。
当日は、広域防災・危機管理体制の強化などについての報告、「首都圏連合協議会」の機能強化や花粉症対策について、あるいは首都圏の防災機能についてなどなど、広範な意見交換がなされたようです。
なお、議題の中で合意された事項は、以下のとおりです。
(1)夏のライフスタイルの実践について
(2)広域防災・危機管理体制の強化について
(3)「首都圏連合協議会」の機能強化について
(4)花粉症対策について
(5)仮称「首都圏ボンド」発行に向けた取組みについて
(6)東京湾の総合的な水環境改善への取組み推進について
(7)三位一体改革の今後の推進について
(8)首都圏の防災機能について
(9)東京湾横断道路の通行料金の引き下げについて
夏のライフスタイルの実践については、八都県市地球温暖化防止の取組みとして、エネルギー消費が増大するこれからの時期にあわせ、平成17年6月21日から9月23日にわたり実施することが合意されたようです。
花粉症対策においては、花粉症に共同で取り組むための方策を検討するとともに、八都県市首脳会議として予防治療法対策の推進など花粉対策の強化を国に働きかけていくこととなりました。また、仮称「首都圏ボンド」の発行にむけての取組みのなかで、例えば花粉症ボンドなどの首都圏共通の課題を原資とすることなどについても研究することで合意しています。
そもそもこの八都県市首脳会議は、それぞれに共有する膨大な地域活力を生かし、社会生活の向上を図るため、共同して広域的課題に積極的に取り組むことを目的に設立されました。昭和54年の発足当初は、六都県市首脳会議でした。その後、定期的に開催され、今回で47回目を迎えたものです。
次回会議は、本年秋に埼玉県において開催される予定です。