いよいよ明日(7月14日)、東京都知事選挙が告示されます。
『野党4党は鳥越氏を支援 宇都宮氏はきょう決断
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160713/k10010593111000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_040
14日、告示される東京都知事選挙を巡って、民進党や共産党など野党4党は、12日、立候補を表明したジャーナリストの鳥越俊太郎氏を、4党の統一候補として支援していくことで一致しました。一方、前回の都知事選挙に共産党などの推薦を受けて立候補した日弁連=日本弁護士連合会の元会長の宇都宮健児氏は、鳥越氏の政策などを見極めたうえで、13日、立候補するかどうか最終的な対応を決めたい考えです。(後略)』
報道をみるかぎり、小池、増田、鳥越の3氏による三つ巴の選挙になりそうです。現段階ではわかりませんが、宇都宮氏は鳥越氏に一定の条件をつけて折よく撤退するのではないでしょうか。もし、宇都宮氏まで出馬することになると、与野党ともに分裂選挙ということになります。とはいえ、宇都宮氏が勝つことはありえませんので、結局は三つ巴もしくは事実上の小池・増田対決になることでしょう。
鳥越氏は要請を受けての出馬ではなく「あくまでも自発的決断だ」と言い張っていますが、当然のことながら野党統一候補になれる、という確約をとりつけての決断だったと推察します。
昨日の出馬表明会見でも「未だ公約も政策もできていないし、東京オリンピックについても意見をもっていない。それに小池氏や増田氏がどのような政策を訴えているのかも知らない」と恥ずかしげもなく発言しているあたり、まさか自分にお鉢が回ってくるとは予想だにしていなかったのでしょう。
なんでも、氏に都知事選への出馬を決意させた要因は「(都政についてはよくわからないけど)参議院選挙の結果、憲法改正が射程に入ったから」だそうです・・・(石田純一と何がちがうのか?)
石田純一氏が「野党の統一候補だったら出たい」と言ったとき、さすがの野党も資質的にありえないと判断されたのでしょう。石田氏の発言を無視しました。
なんだ、野党にも未だ僅かながらも良識が残っているじゃないか、と関心したのですが・・・
さて、ようやく安倍政権がデフレ脱却にむけた財政出動に乗り出しました。必要規模が予算化され執行されるまで油断はできませんが。
これから必ず、政、官、財、メディア、国民に蔓延る「これいじょうシャッキンしたらニホンはハタンするぅ~」教徒たちの抵抗がはじまります。
なので改めて・・・
昨年末時点で、政府が返済すべき借金(国債、財投債、短期証券)は、約700兆円にまで減っています。なぜなら自国通貨建ての国債は、政府の子会社である中央銀行が買い取る(買切る)ことで返済不要になるからです。要するに、我が国には財政問題など存在しないのです。
また、生産年齢人口比率が低下し、かつ自然災害大国の日本は、公的インフラという資本形成を強化することで「生産性の向上」と「防災安全保障の確立」を一石二鳥で実現することが可能です。しかも、マイナス金利になるほどのデフレ期は資本形成を行ううえで絶好の機会です。というか、財政出動なしでデフレを克服することなど絶対に不可能です。
そういえば鳥越氏も出馬会見で言ってました。
「1000兆円ものクニのシャッキンがぁ~、だからコウキョウジギョウはぁ~」と。
もういいかげんにしてくれ・・・