「もはやデフレではない状況を作り出すことができた」と安倍首相は年頭会見で豪語されていましたが、実体経済(GDP)は深刻さを増しています。
金融緩和による円安で株価が上昇しようとも実体経済には全く関係ありません。もっとも今は、アメリカの利上げと新興経済国の失速で円買いが進んでしまい、アベノミクス自慢の株価さえもが下がってしまいました。
『GDP 1.4%減 アベノミクス苦境、先行きも不安 10〜12月
http://mainichi.jp/articles/20160216/ddm/001/020/176000c
今回マイナスになった10-12月期につづき、次の四半期(1-3月期)も厳しい数字がでると、日本経済は2年度連続でマイナス成長ということになります。
金融緩和に効果がないのではなく、金融緩和だけでは効果がないのです。デフレギャップを埋めるための財政出動が求められていることは明らかであるのに、未だ緊縮財政主義に固執し国民を貧しくしています。