謹んで新春のお慶びを申し上げます。
昨年は、東日本大震災という未曾有の震災が我が国に襲いかかりました。この震災によって、およそ16,000人の人々が亡くなり、3,500人以上の人々が行方不明のままとなり、いま尚250,000人以上の人々が仮説住宅などで非難生活を強いられています。
とりわけ、福島での原発事故は人災と言っても過言ではなかったと思います。一連の事故対応をみても、改めて我が国は未だ独立国でないことを実感させられました。
一方、海外に目を向けてみますと、欧州における財政と金融の危機、チュニジアにはじまった中東の政変、タイでの洪水被害、国際テロ組織の指導者ウサマ・ビンラディンの死亡、北朝鮮での政権継承ほか、世界人口がいよいよ70億人を突破するという一年でもありました。
本年は、アメリカの大統領選挙、ロシアの大統領選挙、台湾の総統選挙、シナの指導者交代、韓国の大統領選挙などが予定されており、世界的にも政治が大きく動く年となりそうです。とくに国際政治に大きな影響を及ぼすアメリカ大統領選挙において、もし現職のオバマ大統領が再選されれば、ドルは更に下落し1ドル=50円台になるのではないかと懸念されており、もしそうなれば我が国経済にとって大きな痛手となります。
そうした中で我が国は、デフレ経済からの脱却と財政再建、国防の強化、拉致問題の解決、安定したエネルギー政策の実現、戦後教育からの脱却で競争力のある人材の育成を図っていかなければなりません。一刻もはやく、国家の主権と利益を守ることのできる強い政権が望まれます。
何よりも、占領憲法を廃し、独立憲法を制定することの必要性を論理的に理解できる政治集団が現れて欲しいものです。