航空自衛隊が平成28年度から導入する次期主力戦闘機は、どうやらF35になるようだ。
F35は、候補に挙がっている他の2機種に比べても性能面で圧倒しているという。ただ難点は、一機あたりの価格が高いことのほか、国内防衛関係企業の参加が他の2機種に比べて期待しにくいことだ。
しかし、このような中にあっても、F35の生産技術拠点を国内に確立する努力を怠ってはならない。いづれ武器輸出三原則が緩和されればF35のグローバル・サプライチェーンに参加することも可能となる。それに、常に最先端技術を有していなければ、世界に貢献する国にはなれない。いわでものことであるが、将来的には主権国家として「軍器の独立」を果たすべきである。
そもそも、「軍器の独立」がなければ真の独立国とは言えず、国際政治の中で自己主張することもできない。