今の日本政治の病根は憲法にある。
憲法とは主権の発動であるのに、現行憲法は主権なき占領時代に制定された。いわば米国が日本を長期間にわたり占領統治するためにつくった占領政策基本法といっていい。
安全と生存を他国に依存する国家に主権が発動できるはずもない。一刻もはやく主権の発動たる新憲法を制定することが、必ず日本の病根を絶つことにつながる。例えば、福島第一原発の事故処理がうまくいかない理由もそこにある。
憲法を論じるということは、国家の根本を論じるということだ。今日、民主党代表選挙が行われ、つぎの国家指導者が決まる。代表選挙では、憲法問題は一切論じられなかった。
綱領なき政党の悲しさか。