国政では通常国会がはじまり、衆議院において代表質問が行われております。
一方、川崎市議会第一回定例会が2月14日から開催される予定です。今議会は、来年度の予算案を議決する予算議会となります。川崎市の予算規模は・・・
平成17年度ベースで一般会計、特別会計、企業会計、それぞれ合計で1兆2千億円程度です。これを市民一人あたりに換算すると、一般会計ベースで410,300円の決算となります。この金額がどのように使われたかを簡単にまとめると以下のような数字になります。
保健・医療・福祉の充実に 131,491円(32,1%)
道路・河川・下水道の整備と安全な街づくりに 63,375円(15,4%)
学校教育と生涯学習に 42,520円(10,4%)
環境・リサイクルに 36,222円(8,8%)
行政運営に 26,260円(6,4%) 内、議会運営に 1,362円(0,3%)
ほ か
実は、今年度の税収見込みは、歳入の根幹である市税収入が大幅な増収となりることが予想されています。といっても、ここ数年は減債基金からの借入れを実施するなど、本市の財政状況は依然として厳しい状況です。簡単に説明すると減債基金というのは、借金の返済のために貯金しておく、いわばお財布のようなものです。そのお財布(基金)から緊急避難的に財源を拝借してます。
ただ、6年前に阿部たかお市長が誕生し改革に手をつけていなければ、川崎市は今年度から夕張市がそうであったように財政再建団体(自治体の事実上の倒産)に転落していた可能性が高くなっていたことを考えますと、大幅な増収は夢のようでもあります。
それでも、財政再建への取り組みが急務なのは周知の事実です。今後どのように歳出を削減し、どのように税収を確保していくのか、議会の立場からしっかりと注視していかなければならないと思います。