三宅隆介
それでは最後に、行政サービスの窓口業務について、市民局長にお尋ねをさせていただきたいと思います。現在本市では、7つの区役所、2つの支所、4つの出張所、そして3つの連絡所、4つの行政サービスコーナーにおいて、住民票の写しの発行などの窓口業務が行われております。とりわけ4つの行政サービスコーナーでは、証明書交付事務のみが土曜日及び日曜日の午前中においても行われております。しかし、転出入の手続サービスなど他の窓口業務の拡大がさらに求められていると思います。今後、区役所など窓口業務の土日、休日の完全開庁は検討されているのかどうかお伺いをさせていただきたいと思います。
市長(阿部孝夫)
区役所区民課等における手続についての御質問でございますが、現在、区役所区民課等が開かれていない早朝や夕方、土曜日及び日曜日に、特に市民の皆様の御利用の多い住民票の写しや印鑑登録証明書等を交付する窓口として、行政サービスコーナーを設置しているところでございます。御指摘のございました転入転出届け出の窓口の土曜日、日曜日等の開設につきましては、市長への手紙などでも要望が寄せられているところでございます。土曜日、日曜日等の届け出窓口の開設につきましては、行政サービスコーナーにおける業務の拡大で対応する方向と、区役所等の窓口開設日等の拡大で対応するという2つの方向が考えられますが、どちらにいたしましても多額の費用がかかることでございますので、費用対効果や本市総体としての窓口サービスの将来方向も視野に入れながら、引き続き検討を進めてまいりたいと存じます。以上でございます。
三宅隆介
例えばスーパーや百貨店など、人の集う商業施設の中にも出張行政サービスコーナーなどを設けて、市民の皆さんがお買い物のついでに住民票の写しや印鑑証明などの行政書類を簡単に取得できるようにしたらどうかと思うのですが、局長どうでしょうか。
市長(阿部孝夫)
行政窓口の拡大についての御質問でございますが、本市におきましては証明書交付等の窓口として、市民の皆様が通勤や買い物の途中で利用しやすい交通の結節点に行政サービスコーナーを設置してきたところでございます。例えば、川崎地下街のアゼリア、溝口駅前のノクティビルといった、多くの人が集う商業施設の中に設置したものもございます。今後、開設の予定される行政サービスコーナーにつきましては、商業施設などを含め、経費等も勘案しながら適地に設置してまいりたいと存じます。以上でございます。
三宅隆介
最後に、市長にお尋ねをさせていただきたいと思います。先ほども小泉議員からもありましたように、役所は役に立つところだと。私も行政は最大のサービス産業だと思っておりまして、であれば、窓口に来る市民というのはお客さんに当たるわけであります。そこで市長にお尋ねしたいのですが、窓口に来た市民に対して、どこかのファミリーレストランではございませんが、窓口の職員の皆さんが、「市役所へようこそ」と一声かけるのもおもしろいのではないかなと思いますが、市長の御意見をお伺いしたいと思います。
市長(阿部孝夫)
来庁市民の皆様への市役所職員の応対についてのお尋ねでございますけれども、私は就任して以来ずっと、スリム、スピード、シンパシー、この3つを柱とする、頭文字をとって、市政をともに支える3S推進運動というのを進めているところでございます。このうちの一つのシンパシーは、職員がプロ意識をきちんと持つと同時に、相手の気持ちをよく理解することを意味しておりまして、御提案と軌を一にするものでございますし、そういう気持ちで窓口職員が市民の皆様に接することが何よりも大事であると考えているところでございます。市役所へようこそと言うか、あるいは、いらっしゃいませと言うか、ありがとうございますと言うか、表現の仕方はいろいろあろうかと思いますけれども、それぞれの窓口あるいは区役所等で工夫をしながら、そういう気持ちで市民に接するような、親切なシンパシーに満ちた市役所でありたい、そういうふうに思っております。以上でございます。