舛添東京都知事が、湯河原の別荘を売るから勘弁してくれ、と言っています。
話が違うじゃないか。このような苦境に立ったときのためにこそ、足を伸ばせるお風呂に入って英気を養うんじゃなかったのか。
そんな簡単に売却してもいいような別荘なら、公用車を使ってまで行く価値もなかっただろうに。
いかに法的な問題がなかろうと、このような典型的な「卑しい男」にだけは政治家になどなってもらいたくないものです。この男、その一点で神戸の野々村何某と同類です。
この愚かなる都知事を推薦した都議会与党、そしてこれを辞任させることもできない都議会およびマスコミにもがっかりです。
今のところ、やはり会派に属さない無所属議員のほうが威勢がいいですね。シガラミ会派に属すことをもって自らの無能さの隠れ蓑にしているクズはダンマリを決めて、とりあえず様子伺いといったところでしょうか。
今日から都議会の代表質問が行われますが、共産党をのぞいて各会派の追及はかなり手ぬるいものになりそうです。
民進党系の会派なんて、どうせたいした役職なんか回ってこないんだから、たまには都民のために身を捧げてみたらどうか。
今回の舛添問題は、地方議会の無力さを改めて露呈することになるでしょう。
現在の地方議会はことごとく、会派の会派による会派のための議会になっています。むろん、川崎市議会もしかり。
会派制度は無能議員にとって、より居心地いい制度です。会派に属してさえいれば、何もしなくても(しないんじゃなくてできない)役職が回ってきます。どんな無能議員でも委員長とかやると、なにやら大きな仕事をした気になってしまうご様子です。
一方、やる気のある議員にとって、会派制度はとことん居心地の悪い制度です。発言と行動に理不尽極まりない制約が課せられるからです。
因みに、各地方議会には各会派の団長が私的にあつまり、議会運営について事前に協議するための団長会議なる非公式会議があります。
国会でいうところの国会対策委員会(以下、国対)です。
別段、私的に集まること自体に問題はないのですが・・・
国対は国会法に基づかない非公式機関なので、衆参両院の職員(公務員)は事務局として参加せず、あくまでも各党の総意による私的機関なので各党の党職員が事務局として対応します。
国対において議会日程等の案件が合意されたのち、その案件は国会法に基づく公式機関たる議院運営委員会に図られるわけですが、そのときにはじめて衆参両院の職員が事務局として対応します。
即ち、国会および衆参両院の事務方は、はっきりと公私の区別をつけているわけです。
ところが地方議会では私的機関である各会派の団長会議に地方公務員たる議会局職員を事務局として対応させています。まさに会派による公務員の私的流用にあたると思うのですが、なぜマスコミは問題視しないのでしょうか。
現在、川崎市議会の6月定例会が開会されています。
が、参議院選挙が近いがために、なぜか議会日程が短縮され、平素は30分間許されている一般質問の持ち時間が20分に短縮されることになりました。会派同士の取り決めで・・・
ご承知の通り、参議院選挙は改選期が前もってわかっているのですから、それを予め見越して会期を前倒しするなり、あるいは延長するなりすれば、何の支障もなく対応できるはずなのに。
それでいて団長会議では、通年議会を検討しては、という意見もあるようです。前倒しすることも延長することもできない議会がどうして通年議会なんてできるのでしょうか。
それから・・・
「会派がないと円滑な議会運営がぁ~」と本気で思っている無能な議会局職員も、そろそろ本気で次の職業を考えたほうがいい。
あなたは公僕であって会派僕ではない。