映画『ワイルド・スピード』を鑑賞した。
米国のアクション映画の常として、そこに描かれているのは自由と多様性とスピードだ。そして何よりも「品格とは悪と闘う自己犠牲の精神」である。米国映画は単純すぎるとも言われるが、真理とはシンプルなものの中にこそ存在するのだから、これはこれでいいのではないか。超大国を維持しなければならない米国が、この種の映画を創り続けている理由も解るような気がする。
それよりも、我が日本でもそろそろ、他を圧倒する強さをもつヒーローとその品格を描く映画を創ってもいいのではないか。「弱さ=正義」的なヤサオトコを主人公にした映画はもうウンザリだ。