私は、3年前の初当選(平成15年4月)以来、JR南武線中野島駅の北側に臨時改札口を設置すべく、様々な活動を行って参りました。
平成15年9月には、駅の北側隣接地を川崎市が先行取得し、用地を確保しています。もちろん、臨時改札口の設置を前提とした先行取得です。現在は暫定的に自転車駐輪場として使用しています。それ以後、川崎市は臨時改札口設置にむけてJR東日本との協議を続けていますが、未だ実現に至っていません。その理由は・・・
管理運営費の負担のあり方をめぐって、川崎市とJR東日本双方の意見が折り合わないからです。
市が用地を先行取得しても、臨時改札口の設置には人権費や保守費などの管理運営費が将来にわたり発生します。この負担のあり方が課題となっているわけです。
そんな中、平成17、18年度には川崎市による実態調査が行われています。
この実態調査とは、仮に中野島駅の北側に臨時改札口を設置した場合、どのくらいの利用者がいるのか、という調査です。
結果、17年度の実態調査によれば、朝夕各3時間の臨時改札口の利用予測者は、およそ8,000人と見込まれています。今回の調査結果によって、臨時改札口の需要の高さが改めて浮き彫りとなりました。
川崎市は、あくまでもJR東日本との協議をすすめ、その協議が整うことを前提に平成19年度の実施設計を目標にしています。本市当局の意気込みを信じたいと思います。
負担のあり方については、設置費用は川崎市が持ち、運営費についてはJR東日本が持つというのが本筋であろうと私は思っています。一刻もはやく臨時改札口が設置されるよう、課題克服の為の様々な意見や提案を、これからも議会の中で建言していきたいと思っています。