1.対外純資産342兆円は世界一
2.政府保有金融資産は560兆円超
3.世界一の対外純資産が所得収支を増加させ、そのことがまた経常収支を常に黒字化にするという好循環
4.政府負債残高は1000兆円を超えるものの、2014年以降の日銀による量的緩和により、政府が実質的に返済すべき負債残高は既に600兆程度に軽減
5.長引くデフレによって税収不足に苦しみつつも、世界屈指の供給能力を有していることからデフレを脱却すれば政府負債の対GDP比率の低減は十分に可能
・・・以上のことから、今や「有事の金」よりも価値が高く安全資産となった我が国の通貨「円」。
その世界有数の安全資産たる円によって(円建てによって)100%起債されている日本国債。よって日本国債がデフォルトする可能性はゼロ。
すなわち、アメリカのインチキ格付け会社が何といおうと、日本国債もまた円と同様に世界が認める安全な金融資産なのです。
この歴然たる事実を、なかなか理解できない〇〇秀才が政界、財界、行政、マスコミに蔓延り、我が国の問題解決を阻んでいます。
その〇〇マスコミの典型新聞が経済記事を書くと以下のようになります。
『マイナス金利なのに「日本国債が超人気」の不思議
http://mainichi.jp/premier/business/articles/20160519/biz/00m/010/015000c
日銀のマイナス金利政策の余波が、意外な領域に及んでいる。「日本国債の人気化」である。マイナス金利の導入後、国債の利回りも一段と低下し、軒並み、マイナス圏に落ち込んだ。それにもかかわらず、日本国債を買い続ける新たな投資家層が出現しているからだ。(後略)』
いったい何が不思議なのか?
安全資産たる日本国債の発行(財政出動)が不足しているからこそマイナス金利になっているんだろうに。
にもかかわらず、「クニノシャッキンガァ~」とか「プライマリーバランスガァ~」とか「ショウライノコドモタチニツケガァ~」とかいう無知記事を曝して、財政出動という適切なデフレ対策を阻んできたのはいったいどこの誰たちだ。
トンチキ記事を書く前に、自分たちの思考回路の不思議を解明した方がいい。