本日は、昨日の24日、国土交通省から発表された鉄道貨物輸送の推移をみてみたいと思います。
鉄道貨物輸送は未だリーマンショック以前の水準を回復していません。デフレから脱却していないのですから、当たり前といえば当たり前なのですが。
モノの購入が増え、エネルギー需要が高まれば、自然、鉄道貨物輸送は増えていきます。
不思議なことに、中国だけは、鉄道貨物輸送量が減っているのにもかかわらず、GDPが7%以上も成長しています。その理由はお察しのとおりです。
さて、いよいよ明日から伊勢志摩サミットがはじまります。
世界的デフレのなか、遅ればせながら、ようやく財政出動の必要性を認めはじめた安倍内閣です。明日からのサミットでは、ケインズ的政策を極端に嫌っているドイツをどのように説得するのかが焦点の一つとなることでしょう。
おそらく、いくらドイツを説得しても無駄でしょう、きっと。
しかしながら、ドイツが何と言おうと、国民経済をデフレから脱却させるために、なんとしてでも日本においては財政出動を実現してほしいものです。
一方、一連の新聞報道をみていると、どうやら来年4月の消費税再増税は見送られる模様です。
自民党、公明党、旧民主党の3党は、個人消費を停滞させるに至らしめたあの3党合意が間違いであったことを素直に認め、国民に対し謝罪のうえ説明する義務と責任があろうかと思います。