現在、衆議院ではTPPの国会承認を求める議案が審議されています。
安倍総理大臣は、5日の衆議院本会議で「TPPは、8億人の市場と世界の4割の経済圏を生み出し、GDP=国内総生産を14兆円押し上げる効果が持続する。国内の人口減少を乗り越えて日本経済が中長期的に力強く成長していく基礎となる」と述べています。
「GDPを14兆円押し上げる」と言っていますが、たしか過日の内閣府の公式見解では13兆円だったと記憶していますが、1兆円増えたのですね。
しかもこの数字は、「新たな成長経路に移行したときに13兆円のGDPが増えます」・・・ということだったかと。
その「新たな成長経路」に移行するのがいつになるのかの明言はされていません。されていない、というよりできないのでしょう。御用学者の伊藤元重氏によると、新たな成長経路に移行するまでには十数年かかるとのことですが、十数年というと11年から19年までありますが、いったいいつ?
TPPは我が国にとって得るものなどほとんどなく、失うもののほうがはるかに大きい協定です。
私は、亡国の国際協定には断固反対です。
当初、自民党もTPPには反対だと言ってたのに・・・